2012/04/24(火) マスコミに心はあるか
 昨日、京都府の亀岡市で居眠り無免許運転のクルマが小学生の列に突っ込むという痛ましい事故が発生した。その救助対応にあたった但馬救命救急センターのブログに、『マスコミの人間に心はあるのか』というエントリーが書かれている。取材許可も出してないのにマスコミは霊安室の前にカメラを構え、家族の映像を勝手に撮影していったのだそうだ。

 だいたい今回の事故にしてもそうだけど、マスコミの報道は、犠牲者の家族や友人など近い人にコメントを取ってお涙頂戴みたいな内容に終始している。前から思っていたけど、それってもはやニュースじゃないよね。そういう報道は要らない。そのくせ、大事なことは報道しない。なんかもっと大事なことがあるだろうよと、ニュースとか見ていると思ってしまう。これがニュースかよ、ってのが多い。

 マスコミに心…、多分ないだろうよ。報道すべきことが無能で報道できないから、報道しなくていいことを報道する。家族のコメントはニュースじゃない。それを無神経に取ってこれるマスコミに、心なんかない。