2011/03/06(日) 楽譜の話(1)
 編曲をすると、もちろんスコアだけでなくパート譜も作る。この『パート譜』だけれども、仕事に行くとトロンボーンは休みが多いから、休符の間、まじまじと観察したりする。

 吹奏楽の楽譜だと、五線ピッチ(五線の幅)が6ミリ程度と小さめな五線に書かれたパート譜もよく見る。が、オケではそういうパート譜は、まず見ない。たいてい7ミリ程度のものだ。やっぱりオケは弦があるからなんだろうね。弦楽器の人たちはパート譜はプルトに1つ。2人で1枚の楽譜を見る。と、管より譜面台が遠くなる。

 ぼくはパート譜は6ミリで作っているけれど、オケだとやっぱり小さすぎるかな…、と思っているところ。今度から、も少し大きくしよう。でも、大きくすると1ページに入る小節数は少なくなるから、ページが増える。譜めくりも増える(>_<)。紙も、たくさん要るしインクも減る(たいていデータで納品だからプリントするのはクライアントさんだけど…)。

 あと、出版社のコピーライトや、音符の形なんかも観察する。オケのパート譜だと特に、音符の棒と小節線の太さって、違えてあるものが多い。普通は見過ごすようなこんなほんのちょっとの違いが、楽譜の見やすさを大きく変えるんだよね…。