2011/03/02(水) やっぱり楽器は
 きょうは寒かったねぇ…(>_<)。風も強かったから外に出ると余計に寒く感じるよ。明日以降もしばらく寒いみたいだけれども、早く春が来てほしいねぇ…。

 さて、歯医者に通いだしてからこっち、なんだか楽器のほうが本調子ではなかったのだけれど、やっとわかった。ってか、楽器が調子悪いときっていうのは逆にチャンスでもある。調子を取り戻していく過程で、今まで自分が無意識にやっていたことを発見再確認して地固めできるし、さらにそこからステップアップのヒントが見えてきたりもするからだ。

 そういう過程で自分なりの原理や法則、キーワードやイメージ、練習方法なんかが見つかったり再確認したりもするのだけれど、楽器を教える立場にもいると、もうひとつ考えることがある…。それは、これは自分だけの法則なのか、それとも万人に共通の法則なのかということ。

 もし自分特有の吹き方なのだったら、それを生徒に教えてもプラスにはならないだろう。さらに、それがもし万人に通用するやり方なのだとしても、もっとわかりやすい表現や伝え方、効果的なやり方はないだろうか、ということ。たとえば、自分だけにわかるような文学的なキーワードなんかで伝えても、ちゃんとは伝わらないだろうしね。

 もうひとつは、それは今、この生徒に必要なことなのか、ということだ。レッスンしていると、どうしても今自分がやっているテーマに固執してしまいそうになることがある。これは今、この生徒に必要なことなのか…。この生徒に今必要なことは何なのか…。それを見極めるにはやっぱり、観察することと音を聞くことが大事だよね。自分の練習でそうするように…。

 まあいろんな意味で、やっぱり楽器は奥が深いということだよね。