2011/12/24(土) 続、マニュアル
 この前、飲んでいて、例によってバンド指導の話になった。マニュアルに頼っている現場が多いのではないか、という話になった。

 世間は、多くの人は、マニュアルを求めているのかもしれない。『こんなときには、こうする』、『これをやると、こうなる』…。でも、バンド指導の現場ってそんなものじゃない、と。音を聴いて、その結果どうなのか、どうするのかだ、と。それができないもんだから、マニュアルに頼ろうとするんだ、と。そこに、歪みが生じるのだ、と…。やっぱりそうかもしれない。

 いろいろ方法とかノウハウとか、理屈じゃなく経験で得た引き出しはあるのだろうけれども、それをマニュアルにすることはやっぱりできないんじゃないかな、と思う。音から判断できないことは、やっぱりできないのだ。でも、『音を聴いて』ではなく『理屈で』指導している人って、多いよね、と…。

 じゃ、聴こえるようになるにはどうするか…。いっぱい聴くことだと思う。全身耳にして。