2011/10/29(土) 練習について
 また基礎合奏の話だが、先週19日と20日の日記に書いた論文から、さらにひとつ…。その論文には、待ったなしで次々とエクササイズを進めて耐久力をつける…、とあった。これも、どうだろうか。それが必要な時期もあるかもしれないけれども、それで壊れてしまう子も出てくるんじゃないだろうか…。なので、やるなら、そういうことが聴き分けられる指導者の元でやらなければ危険だと思う。

 練習は、吹いている時間の倍以上、吹いていない時間をつくる、と言う人もいる。何人かの人からこれを聞いた。これ、正しいと思う。でもぼく自身、時にはそうしないで吹き続けていることもあったりする。のだけれども、どうしたら、どこまで行ったら壊れてしまうか、そこのところをわかっているからできる。

 最初に書いた、待ったなしで次々エクササイズ…を実践しているある学校ハンドがあって、一緒に吹いてみたことがある。うん、壊れるであれは^^;。壊れます(-_-)。でも、あの子らにはあれが必要なんだろうか…?

 練習の内容についてもほんとにいろいろで、ロングトーンが何より基本だと言う人もいれば、ロングトーンは害だという人もいたりする。バズィングで吹けないことは楽器でも吹けないという人もいれば、バズィング反対論者もいたりする。

 結局は、これはなんのために、どういうふうにやらなければならないのか、ということをわかってやっていなかったら、意味がなかったり害だったりするんだと思う。もちろん、なにかを『強いる』のではなくね。インナーゲームの世界です。そして忘れてならないのは、技術は音楽に奉仕するためのものだっていうこと。。

 あっ、件の論文、いいこともたくさん書いてあるんだけどね。。