2011/10/28(金) インナーゲーム的な
 新インナーゲーム、じっくり読んでいるのでまだ読み終わらない。時間がかかります。。でも、読んでいると思い出してくる。

 レッスンや講習会で、よくインナーゲーム的な指導をしていた。最近もするけれど、以前のほうが多かったかな。たとえば…、生徒の音を聴いて、その音から、もう少し舌の位置が低いほうがいいと分析したとする(だいたい音を聴けば喉や舌がどうなっているか身体の使い方はどうか手に取るようにわかるものだ)。生徒には、「舌を想像(意識)して音を聴いてごらん」と言って、吹いて聴かせる。そのあとで、「じゃ、吹いてごらん。舌を観察しながら…」と、吹かせる。音は改善するという流れ。ポイントは、舌を『こうしなさい(下げなさい)』とは言わないことだ。

 歌って聞かせることもある。生徒の真似と、こうなるといいというのと2種類。このときも、どこをどうしなさいとは言わない。これも効果が大きい。たぶん言葉で説明するのよりもずっと効果がある。ことばで伝えることって、たぶんそのときに観察したことの1割にも満たないと思う。でも、生徒さんによっては、言葉での説明を望む人もいる。理屈で、あたまで理解しないと気が済まない人だ。大人に多い^^;。そのときは説明するけれども…。

 インナーゲームを読み返すきっかけになってくれた生徒さんに感謝。。