2011/09/23(金) 気づきノート
学生の頃は楽器ケースにちいさなノートを入れていて、調子が悪くなったときに、どういう症状で、どうやって調子を取り戻したのかをいちいちつけていた。不調脱出ノートみたいなものだ。でも、なにかの症状が毎回同じ原因であるはずもなく、結局時が経てば役に立たない代物だったので捨ててしまった。
それから演奏活動するようになって、こんどは楽器ケースに付箋を入れていて、気をつけるポイントとかがあったら付箋に書いて楽器ケースの中に貼っていた。でもこれも結局、やめてしまった。奏法は変化するものだ。
最近は、プラクティス、リハーサル、レッスン、本番などなど楽器を吹いていて気づいたことがあるとケータイメールで自宅に書き送り、パソコンで整理している。はっ、と気づいたりすること、やっぱりあるのです。で、さらに今は、ネット上に自分だけの掲示板を作って、気づきを書いている。これなら携帯からでもどこからでも書けて、確認もできる。あっ、これのアドレスは誰にも教えません。自分の気づきがほかの人にも当てはまるとは全然限らないしね。
でもまあ、呼吸や奏法のことを考えながら本番するなんて、いいこととは言えない。音楽するときは『音楽の中に』いるべきだし、そうしたいと思っている。
昔、オーディオマニアと言われる人たちがいて(今でもいるのか?)、そのなかには、音楽を再生する機械にはすごいこだわるけれど、そこから奏でられる『音楽』には興味がないなんて人種がいた。これ、意味ないし(-_-)。奏法には熱心だけど音楽には疎い、そんなお馬鹿なことにはならないようにしないと…。