2011/08/30(火) 続、歌うこと
 先週の日記で『歌うこと』っていうエントリーを書いたけれども、シカゴ交響楽団で53年間首席トランペットをつとめたアドルフ・ハーセスは、リハーサルや本番の前は、まずウォームアップを済ませると、自分の楽譜を心のなかで、あるいは時には声に出して歌っていたのだそうだ。

 ハーセスの場合はイメージトレーニング的な意味合いが強いのではないかと思うけれども、次元の違いはあれ、やっぱり歌うこと、歌えることは大事なんだなぁ、と。

 オーケストラの仕事ではあらかじめ練習譜をもらえることが多いけれども、ぼくもやっぱりおんなじことをしている。右手を動かしながら歌ってみるのだ。ぼくは完全移動ドなので、まずスコアなどから調性把握。オケに入って吹いている時も、やっぱり頭の中は移動ドになっている。でもトロンボーンってこういう人、けっこう多いみたいです。

 あぁ、ハーセスも同じことをしていたんだと思うと、なんだかうれしかったり…^^