2011/08/24(水) 聞いてほしい症候群
 昼間は吹研だった。ここでぼくは書記をしているのだけれど、まぁいつものことだが、きょうは特に話がまとまらない。「ちょっとしばらくみんな黙ってぼくにしゃべらせて」と言ってしゃべり始めるのはいいが、結局どういう話だったのか?? という感じ^^;。もうきょうは書記をするのをあきらめた。

 まぁそういう記録にも残せない雑談のようなとりとめのない話の中から、益になることがいろいろと出てきたりするものでもあるし、ここはべつに結論なり成果なりを出さなきゃいけないような会議でもないから、これはこれでいいのだろう。だいたいこういうミーティングに限らずいろんなことに言えると思うが、記録や文章に残せないようなことが、じつは実になったりするものだ。ことばに残せるハウツーやノウハウでいいんだったら、本でも読めばそれで済む話だ。

 それにしてもやっぱり音楽家ってのは、とにかく『聞いてほしい』人間ばかりなんだな、と。。まぁ逆に、『黙って人の陰に隠れてひっそりとしていたい』なんて人間はそもそも音楽なんてものには向いてないだろう。「声が出せない、言いたいことが言えないようなタイプの人間は、楽器を演奏するのには向いてないんだ」と言った先生もいたけれど、たしかにそうなんだろうね。高校の頃、尊敬する先輩に、「まず自分はこう思う、ってことをちゃんと言える人間になれ」と言われたことを今でも忘れない。

 まっ、みんな、言葉なり主張なり音なり演奏なりを『聞いてほしい』人間だからこそ、音楽家になったのだろう。