2011/08/07(日) 知識は
 レッスンやバンド指導をしていると、生徒を観察していろいろなことに気づく。その中から取捨択一して必要なことを伝えていくわけだけれども、そんな中で『はっ』と自分自身気づかされることがある。

 普段楽器を吹いていて、意外と無頓着になっていた部分や、もうひとつうまくいかなくて引っかかっているところ、そういう部分に、『はっ』と気づいたり解けたりすることがある。「なんだ、この前生徒に言ったことやん」って(汗)。生徒が教えてくれたようなものだ。

 楽器って、経験を積めば積むほど、いろんなことが増えてきて複雑に絡み合った糸みいたになってきたりする。絡まって、ほどけない。そうならない人は天才肌の人。ぼくは、絡まってばかり(汗)。その絡まった糸を解くきっかけを気づかせてくれたりするのだ。時々ね。

 糸を絡ませるものは『呪縛』。あらゆる知識は、最初は益になるかもしれないけれども、やがて呪縛になる。楽器って、やっぱり考えて吹いてるうちはダメなんだと思う。