2011/07/15(金) 残響と空間
 ある楽器屋さんに、楽器を試奏しに行った。自分の楽器も持って行って、吹きくらべに。

 トロンボーンっていう楽器は、セクションでちゃんとハーモニーするかどうか、音がブレンドするかどうかが、楽器選択のかなり大きなファクターなのだが、それが気になってサウンドを確かめに行った。どんなにいい鳴りの楽器でも、ブレンドしない、ハーモニーしないんでは話にならない。それで使わなくなってしまった楽器も、過去にはある。でもまぁこれはもちろん吹き手や相性にもよる。

 んで、試奏したんだけれども、アビテックスみたいな響かない狭い(一畳もないくらいの)部屋だったから、正直全然わかんなかった^^;。さらに、あの狭い無響室みたいなところで吹いていたら、口に来た(>_<)。部屋のサイズや残響などが吹き手に与える影響って絶大だと思う。出ている音、響きや残響からフィードバックされて、身体って反応していくんですねぇ。

 残響の話でいくと、響きの多い部屋では音色が、響きの少ない部屋ではテクニックが磨かれるって聞いたことがある。そうかもしれない。音色を作ろうと思ったら、ある程度響くところでないとできないだろう。それに、同じように響きの少ない場所でも、その広さによっても変わってくる。もしかしたら視覚から入ってくる情報、風景とか壁までの距離とか、そういうのにも影響されているのかもしれない。昔、自分の音に集中するために部屋を真っ暗にして練習したこともあったな…。

 練習環境ってやっぱり大事です。