2011/07/04(月) コンクール課題曲について(1)
 吹奏楽連盟から、今年の課題曲についてのインフォメーションが出ている。多く寄せられる質問に対する回答の形で、ベースは『arco』『pizz.』の指定がない場合どちらでもいいのか(指定がない場合すべてarcoで)、とか、Clavesの代わりに拍子木を使っていいか(無い場合は可)、とか、Oboe、Bassoonのソロを他の楽器でやってよいか(無い場合に限り、編成内で可)、とか、1番ホルンに書いてある旋律を複数人で奏してよいか(1番ホルンが複数人いる場合のみ可)、とかについて書いてある(詳しくは吹連のページを)。

 課題曲は、指定の楽器、指定の編成で、指定のとおりに演奏しなければならない。課題曲解説に書いたことがらもあるので、ぼくも吹連に質問してみた。

 課題曲4『天国の島』で、[H][I]のトロンボーンはユニゾンのオブリガートが途中から2声になる。楽譜上、2声の部分は、1stと2ndが上、3rdが下。もし、1stが2人、2ndと3rdが1人ずつのセクションがあったら、2声部分が3人対1人になっちゃう。これ、2人対2人になるようにここだけ音を替えちゃダメですか? って訊いてみた。「質問の答えとしては、ダメですということになります」ということだった。1st、2nd、3rdを課題曲の途中で変わるのは、ルールとしては、ほんとうはダメなのだ。ただ、なんだか含みのある返答だったけど^^;。

 課題曲5『「薔薇戦争」より戦場にて』の69〜70小節に、Es→Gesという、テナーまたはテナーバストロンボーンではつながらないグリッサンドが出てくる。これ、ダブルロータリーのバストロなら倍音を変えずに演奏可能なグリッサンドなんだけど、もし3rdがダブルのバストロだったらこの箇所だけ3rdに吹いてもらうのはいいですか? って訊いてみた。これはOKなんだそうです。テナーじゃできないグリッサンドだから。

長くなりそうなので、明日の日記に続きます。。