2011/06/23(木) 気持ちの持ち方
 いくつかのバンドの練習を見学したり、JBCなどに参加したりして思うのだけれど、バンドとしていい演奏をするためには、気持ちの部分、精神的な要素って、じつはけっこう大きいんだな、と、このごろ感じている。どんな練習を、どれだけするか、その内容も大事。技術も大事。音楽的なつくりも大事。でも、それと同じくらい、もしかしたらそれ以上に、どんな気持ち、心根、姿勢で楽器や音楽に相対するかってことが大事だと、いろんなバンドを見てきて思った。

 積極的に発言できたり、意見を言えたり、声が出たり、歌えたり…。前向きな気持ちはとっても大事だ。そりゃ、音楽ってのは聴いている大勢の人に何かを伝えるものだからね。『何か』ってのはべつに具体的なものではないけれど、そういう伝える姿勢があるかどうかで、演奏の説得力はぜんぜん変わる。たとえば1人で何かフレーズを吹いても、ただなんとなく吹くのと、そのとき目の前にいる誰かに向けて『伝えよう』と思って吹くのとでは、全然変わってくる。1人でもそうだから、これが50人になれば雲泥の差になる。ただ音が並ぶだけでは話にならない。

 まぁいろいろな局面でそれはとても実感したんだけれども、じゃあどうすればそういうバンドになるか…、これがなかなかね…。前に立って大きな声を出すだけでは、なかなか変わらない。。