2011/05/21(土) 淀工見学に行ってきた(1)
 淀工ブラスを見学に行ってきた。2003年に行って以来だ。名神高速、近畿自動車道経由で、朝10時半、淀工到着。

 ほどなく丸谷先生がみえて、合奏開始。四国の阿南市でもうすぐコンサートということで、その練習。とにかく各楽器がよく鳴る。身体にしみついたという感じの演奏。これは前に聴いたときにも思ったけれど、だからまったく自然で、ていねいだ。曲で、歌詞があるものについては、丸谷先生が「歌え」というと、みんなで歌詞を歌う。みんな歌詞をおぼえていて、歌えるようにしている。全員。

 合奏終わって、こっちから見学に来ている生徒たちや引率の先生たちの質問コーナーになった。いろんな質問が出たけれど、それに淀工の生徒や丸谷先生が答えていく。「みんな丸谷先生を好きですか?」の問には、声をそろえて「好きです」の答え。

 淀工は、半分くらい高校で楽器を始める、初心者。でも、「うちの子たちは、いちばん大事な『人間』が良い」と丸谷先生。すなおで、まっすぐで、すてきな原石たち。。早いうちから、1年生も合奏に入れるのだと。

 2005年、全国大会直前の淀工のホール練習をぼくは聴いている。課題曲はマーチ「春風」、自由曲は大阪俗謡だったのだけど、その「春風」が、普通なんです。とても。流れるように自然で、なんの奇を衒ったところもなく、ごく普通に、とても歌っていて…。あのメロディの、とても自然な、流れるような歌いまわし… あれはどうやったらできるんだろう、と、、、

 淀工は、日本でいちばんマーチを上手に演奏するバンドだと言われるけれど、あの春風を聴いて、ほんとうにそうだと思った。あの歌いまわしがどうやったらできるのか、知りたかった。質問してみた。

 「歌詞のあるものは歌詞をおぼえて歌われるんですけど、歌詞のない『南風』みたいな曲は、どうされるんでしょうか? 歌詞を考えるんですか?」と。。歌詞を考えるし、それは生徒それぞれ考えることもあれば、いろいろだと。ここは大事なポイントだと先生は言ってみえたけど、その歌詞が、曲のイメージに合ったものでも、そうじゃなくても良くなることがあるのだと。

(書ききれないので明日の日記に続く...)