2010/03/25(木) 情報操作
 インターネット検索エンジンのグーグルが中国から撤退した。グーグルの言い分はもっともだと思うぞ。ネットにはたしかに有害な情報や、よろしくないものはたくさんあるだろうけれども、それを国が検閲してフィルタリングするってのは、どうかと思う。国がやれば国にとって都合の悪い情報はカットされるわけで、それがほんとに国民のためになるとは思えない。

 ネット検閲をしている国はけっこうあるらしいけど、中国は報道に対する規制もきびしい国だ。都合の悪いニュースは流させない。でも、国に限らず組織って、トップに都合がいいように情報をコントロールすることが、その組織のためになるとは限らない。むしろ逆のことが多いだろう。

 以前にも日記に書いたことがあるけど、ネットに限らず、『自由』ってのには責任がともなう。自分の発したものに自分で責任取れないのなら、それは自由じゃなくてただの『無法地帯』だろう。でもだからといって、流れる情報を何者かが意図的にコントロールするのは違うだろうよ。