2010/12/04(土) 基礎合奏
バンド指導。3年生が引退して初めて、合奏しに行ってきた。この時期、春が来るくらいまでは、どこの学校もそうだろうけど、基礎合奏に取り組む時期になると思う。もちろん曲もやるんだけれども、この時期にどれだけきちんと合奏の基礎を創って来たかで、これからの1年間が決まる。
これまで経験してきたことだけど、どんなにピッチやバランスや長さや音の形がそろっても、どうにもハーモニーにならない、ブレンドしない音、合奏ってのもある。逆に、ピッチが高かったり低かったりもするんだけれども、音にすごく一体感があって、聴いていて気持ちがよくなるような音もある。そういう合奏や分奏を聴いていると、『音程なんてどうでもいいじゃん』って気にすらなる。
なんのために基礎合奏をやるのか、きちんと押さえて今時間をかけておけば、あとで余分な苦労しなくてすむ。ほんとに今が大事だと思う。