2010/11/13(土) どうやって…
 何の誰の記事だったか忘れてしまったけど、金管楽器吹きのインタビューだか自伝だかで、一人で基礎を練習しているといろいろ考えてしまって、どうやって音をスタートするのかわからなくなる、というようなことが書いてあった。考えすぎて意識しすぎて吹けなくなるというわけだ。なんだかわかる気がする。

 一人で練習してると、なんだか調子がよくない。どこが違う、ってほどのものでもない。でも、なんだか本調子じゃない…。でも、曲を吹くと、べつに調子悪いわけでもない。なぁんだ…。みたいなことは、あるよねぇ。やっぱり楽器は理屈じゃない。あたまで考えてろくなことはない。なにも考えずにできるのが、いちばんいい。

 それがたとえどんなに正しいことだったとしても、あたまで考えてやっているうちはダメなのだ。楽器も、音楽も。