2010/01/25(月) 謎の言葉
 おとといのボディ・マッピングの記事で書いたけれど、管楽器を吹くときに、『声門』を『閉鎖』するって、いったいどういうことなのか、そもそも、『声門』なんて言葉はいつ、誰が作ったのか…。実際にははよくわからずに使っていたってことが、わかった。

 そうやって考えてみると、みんなよくわからずに使っている言い方って、世の中にきっと山ほどあるよね。吹奏楽指導の世界には特に多いんじゃないかな…。『息の支え!』『音を遠くに飛ばして!』『もっと息のスピード!』『集中して!』…。何百回と聞いたよねぇ。。それ、一体どういうことですか?

 言っている人は、はたしてちゃんとわかっているんだろうか…。そういう『謎の言葉』『謎の呪文』が、世の中にはたくさんある。本の中にも、たくさんある。それがまた、いろんな意味で『謎』なものだから、伝える方と受け取る方とで全然意味が違っていることも、ままあるだろう。もはやただの『呪文』でしかなくなってしまったものも、たくさんあるだろう。そうやって、ゆがんでいくのだと思う。

 これ、いわゆる『呪縛』というやつだと思う、これが世の中にはたくさんある。世の中『呪縛霊』だらけである(^^;。きっとそうやって、16日の日記の『天才が凡人に成り下がる』話につながるんじゃないのかな…。

 わからないときは、訊いてみよう。「それ、一体どういうことですか?」って。『じつはよくわからない』ってことがわかるだけでも、進歩だと思う。