2010/07/21(水) コンクール指導
 学校バンドはこの時期はコンクール直前で、各校に行くともちろんコンクールに向けての指導が中心になる。楽器の鳴りなどの基本事項よりも、それをいかにまとめるか、たとえば料理でいうなら、素材をそろえたり下ごしらえしたりではなく、いかに料理として完成させるか、という段階に入っている、と、どこかでやっぱり思っていた。

 まぁそれも間違っているわけではないのだけれど、昨日、ある指導者さんの練習を見せていただく機会があって、考えさせられた。鳴り、音色、響き…、そういう、料理でいうところの「下ごしらえ」までの部分だって、本番間近でもやっぱりやるべきだ。というか、「この時期だから、これ」みたいな決めつけって、どうなの!?

 ほんとにいい演奏をするバンドって、本番直前だろうと何ヶ月も前だろうと、同じような練習を淡々とやっているものではないかな…。指導するこっちが勝手に型にはめて、生徒の可能性を制限するようなことがないようにしないとね。