2009/03/23(月) 何を伝える!?
呼吸法、発音法の講座を受けて、目からうろこの内容もあったしとってもよかったのだけれど、さて、自分が生徒に教える立場になったとき、何を伝えたらいいのか、何を伝えるべきなのか…
しばらく前に、ある中学校に教えに行ったときのこと、、その学校は小編成バンドだ。これから合奏。まず、顧問の先生がハーモニーディレクターを使ってひとりずつチューニングしてくれる。と、トランペットの子が、ピッチがはまらない。。
その子は音程的にいうと高かったのだけれど、それは管のチューニングが高いのではなくて、吹き方で高くなってしまっていた。吹き方や呼吸の問題でピッチがずれてしまっているのをスライドやチューニング管で修正していては、永遠に合わない。だから、音が合わないときは管のチューニングが違うのか、それとも吹き方なのかの見極めがまず大切だ。
いわゆる地声吹きで、悪い意味での口先吹きだった。さて、どうしようか…、。トランペットのマウスピースを出して(トロンボーンケースにいつも入れているのです)、「ちょっと貸して」と、その子の吹いていた楽器を借りて吹いて聞かせて、で、歌って聞かせて、それから、「さあ吹いてごらん」と楽器を返す。と、、合った(^^)。
これ以上、この子に何かを説明すべきなのか、どうなのか…、そりゃ、説明がほしければいくらでもするけれど、でも、なんにもいらない気もするし、、、あっ、「何が変わったんだと思う?」って訊いてあげればよかったのかな…