2009/03/17(火) 耳とイメージ
JWECCに参加して、コンサートも講座も盛りだくさん。ぼくが受講した講座は、課題曲講習、サウンドトレーニング(基礎合奏)、ポップス、指揮法の4つ。たくさんの先生が受講してみえた。
特にサウンドトレーニングは、いろいろ思うところあったのだけれど、やっぱりああいうのってノウハウだけじゃどうにもならないんじゃないかな…、というのが、最終的に思ったことかな…。
目的、やり方、気をつけることなどのノウハウは多々あるけれど、指導する方にも指導される方にも、それが単なる知識としてあるだけだったらなんの役にも立たないと思う。やっぱり耳。いろんなものを聞き分ける耳が、まずないと、何の役にも立たない。
基礎合奏に関しては、名門校の基礎合奏の、手順ややり方だけをまねて、ほとんど何の効果も上げられていない学校もあった。『あの学校とおんなじやり方をしてるんだから…』って安心したり油断したり…、それでは何の意味もない。
気をつけること、ねらいなんかも、あたまの中に理屈としてあるだけだったら役に立たない。そんなんだったら、ないほうがいいと思う。ただこれさえやれば効果が出る、これだけやれば上手くなる、なんて練習は、たぶん世の中にないと思う。何を考えて何をやるか、よりも、いかにイメージを持ってやるか、が、大事だと思う。