2009/02/10(火) 小学校(2)
昨日は小学校の頃のことを書いた。あの頃ぼくは、音楽は大嫌いだったけれど音楽の先生のことは好きだった。楽しい先生だったから。。歌が歌えなくても、リコーダーが吹けなくても、放課後残されはしたけれど、もちろんそれで嫌われたりはしなかった。
小学校の最後の音楽の授業、終わってクラスの数人で音楽室に残っていると、先生がサックスを吹いてくれた(サックス吹きなのだ)。で、「ちょっと吹いてみ」といって、マウスピースとネックの部分だけで吹かせてくれた。残っていた3〜4人で、ぼくだけ音が出た!! と、「おまえ才能あるから中学行ったら吹奏楽部入れ!」と。。
まっ、今から思えばそれはたまたまで、つまりはおだてられたんだけれども、のちにその情報が中学の先輩に伝わっていて、で、吹奏楽部に連れ込まれたのがこの道の始まりだったりするのだけれど、まぁその話はまたの機会に。
すぐできる子もいれば、なかなかできない子もいる。トロンボーン1年吹いてもHiBも出なかった話は前に書いたけれど、そんなぼくみたいなのもいれば、始めて1週間できれいに3オクターブ吹いちゃう子もいる。人それぞれ。でも、できる早さでその子の価値が決まるわけではないし、すぐにできちゃっても、苦労しても、どっちにしてもその中からいろんなものを得ていくんだろうし、音楽からいろいろなものを感じ取っていくだろう。
そんな子どもたちの経験の手助けができればいいな、と思っている。みんなひとりひとりちがう、かけがえのない子どもたち。。