2009/02/02(月) 音大志望(2)
 さて、昨日の続きだけれども、音楽大学って、プロになるために行くところだよね。実際なれる人はほんの一握りだけれども…。でも、音楽で生活していくのってすごい大変なのだよ。

 たとえばトロンボーンだったら、ひとつ考えられるのは、プロのオケに入ること。でも、日本に今、プロのオケって30くらいしかない(オケ連加盟で29かな…)。その中に、そこの給料で生活できるオケが一体いくつある? 片手で足りるでしょ。ほかには…、スタジオミュージシャン? 少なくとも、オケと同じくらいにはきびしいと思うよ。

 だから、平行して副業もすることになる。レッスン、バンド指導、作曲や編曲や、指揮業や、いろいろ。でも、そういうのって、向かない人にとってはきっと苦痛以外の何物でもないと思うゾ。ぼくはたまたまバンド指導とか編曲とかすっごい面白い、楽しいと思える人だったからよかったけれど…

 需要はそれだけしかない。でも、音大卒業生は、中部圏でトロンボーン専攻だけでも毎年10人前後出てくるんじゃないかな…。関西はきっとその3倍くらい、関東はそのまたさらに3倍くらいかな…。よくデータを調べてないからわからないけどね。

(あぁ終わらん…、続きは明日ね)