2008/03/28(金) 指揮者しだい!?(2)
 ぼくが大学を出た年に顧問の先生が変わられたけれど、この先生も夏休みにならないと部活に来られないような先生だった。でも、その頃に、生徒たちが力を合わせて、はじめての支部大会進出を決めた。この頃の部も、とっても熱かった。

 あっ、名誉のために書いておくが、どっちの先生もとてもいい先生だった。部活にはあんまり出て来られなかったけれど、ぼくらが心置きなく部活できたのは、この先生方のおかげだ。

 でも、ぼくらの頃の顧問の先生について、コンクールでいい結果が出なかった代の子たちが、のちに、「うちらは顧問が悪かったから…」などと言っているのが伝わってきたり、結果が出ない学校の子たちが、「うちは指揮者が悪いから…」などと言ってみたり…。はぁ!? 何か間違ってないか?

 音楽を創るのには、たしかに指揮者、指導者が大切な役割を果たす。でもね、それ以前に、バンドがどれだけやる気になるか、どれだけメンバーがひとつになれて、どれだけ積極的に音楽できるかが、まず大切なんじゃないのか。もちろんそれだってある意味指導者次第だろう。でもその前に、『指導者が悪いからやる気になれない』とか、『指揮者が悪いから音楽できない』などと心のどこかで思っているような生徒がもしいるとしたら、甘ったれるんじゃあない! やめてしまいなさい!! と言いたい。そんなバンドがもしあったら指導に行きたくないね。