2008/03/27(木) 指揮者しだい!?(1)
 3月は別れの季節。学校の先生も移動の季節だ。部活動も顧問が変わったりして、子どもたちは悲喜こもごもだろう。

 ある音楽家と飲んでいて、コンクールの話になった。「吹奏楽コンクールなんてものは結局指揮者のコンクールなんだよ」と、その人は言われた。たしかにそういう部分はある。結果や成績なんて、顧問や指揮者しだいだと。コンクールの成績だって、現に多くの場合はそういうふうになっている。でもね…

 ぼくが高校の頃の吹奏楽部、顧問の先生は、夏休みに入らないと部活に来られない先生だった。それまでは生徒に全部『おまかせ』。生徒が全部作っていた。それはめちゃくちゃきびしく、でも、めちゃくちゃ楽しい時間だった。意見のぶつかり合いもたくさんあったけれど、ぼくらの部のモットーは『チームワーク』。いっぱいぶつかったけど、いや、いっぱいぶつかれるくらいに、みんな仲良かった。

 で、コンクールは、支部大会にこそ進めなかったけれど、3年間いちおう金賞。いや、1年のときのコンクールは『いちおう』なんて言ったら先輩におこられるな…。もうほんのちょっとで支部大会に手が届いた。

(明日の日記に続く…)