2008/03/18(火) コンサートホール受難時代
 きょうの朝日新聞朝刊…『びわ湖ホール大揺れ─福祉か芸術か』。以前から問題になっているけれど、財政難の滋賀県は、びわ湖ホールの予算減額を検討しているのだ。びわ湖ホールは、滋賀県大津市にあるオペラ、コンサートホール。
 オペラは金がかかるもの。びわ湖ホールが自主事業で新年度に上演するオペラ『サロメ』には、3日間の公演で195000000円(1億9500万円)の予算がかかるのだそうだ。ひぇ〜、、すごいね ─でもそんなこと言ったらF1チームの年間予算は数百億だ。たった十何回レースに参戦するだけで…─ 。もちろん、チケット収入で2億円近くを捻出できるわけがない。オペラホールの維持運営にはお金がかかる。いや、音楽にはお金がかかるんです。
 『福祉か、芸術か…』。ホールの予算を減らせば、その分福祉に税金を回せる…。福祉は大事だよ。そして芸術は、人の心を豊かにするものだ。なんでそんな二者択一になるのか、まったく理解に苦しむよ滋賀県さん。。それよりも世の中、まったく無駄なものがほかにあるでしょうよ。前から言ってるように、いらん道路工事とか。クルマが走らない道路、余計なアスファルトの打ち直し…、そんなもの造って、そんなことやって、喜んでる人は誰もいないよ。
 全国に7つある厚生年金会館が、閉鎖の危機なんてのもある。年金健康保険福祉施設の整理合理化計画だって。愛知にも厚生年金会館があるけれど、稼働率は高く黒字なのに、整理だって。杓子定規にばかな決定しか出来ない厚生労働省、それとも国会か…。
 愛知県内には勤労福祉会館という名のホールがいくつかある。これも、愛知県の行政改革によって廃止が決まっている。名古屋市の愛知県勤労会館は、稼働率8割以上。どうすんのこれ!?
 政治家ってばかだよやっぱり。