2008/01/24(木) びっくり体験
以前、高校のブラスが出演した、地域のあるコンサート。そのコンサートではピックアップバンドを組むのだが、そのオーディションを受ける子を教えた。
その子はちょっと猫背だったのだけど、「まず見た目で勝負だ。もっとかっこよく吹かなきゃ!」と、まず姿勢を直した。べつに『かっこつける』わけじゃないのだけれど、オーディションなんだから、おんなじくらい吹ける子がいたら吹き姿がかっこいい方を取るでしょ。
でもそうしたら、出てくる音もあきらかに変わった。響きと伸びのある音になった。まだ音のことは何にも言ってないのに、ただ「かっこよく」って言っただけなのに…。そのときは、音まで変わるとは思っていなかった。しかも、こんなに…。ほんとうにびっくりした体験だった。
やっぱり姿勢とか身体の使い方ってすごく大事なのだ。机に楽器をもたれかからせて練習して、上手くなるわけがない。専門家や経験を積んだ人でも、中には姿勢のあまりよくない人はいる。でも、そういう人も、身体の使い方を改善したら、さらによくなるはずなのだ。