2008/01/17(木) 心が動く
昨日は、合理性や論理ではなく感情や雰囲気でものごとを判断することを「ばかばかしい」と書いたけれど、音楽って、雰囲気や感情に訴えかけて人の心を動かすものなんだよねぇ…。どんなに論理的で、どんなに合理的で形式的にすぐれていても、それで人の心が動くわけではないのだよねぇ…
演奏もまたしかりで、どんなに整っていても、それで人の心が動くわけではない。逆に、『すっごいファジーなんだけど、でも、なんだか勢いがあっていい演奏だよねぇ…』ってのも、あるよねぇ。
また今年もコンクールに向けて学校吹奏楽はどこも、音程を合わせて、縦の線を合わせて、バランスを合わせて、テンポを合わせて…、ってやるのだろうけれど、それもまぁ、大事なんだけれど、でも、それしかないのでは、それすらできないのだ。そんなの今までたくさん見てきたゾ。
じゃ、どうすれば音楽になるのか、べつに雲を掴む話じゃなくて、押さえどころは色々たくさんあるのだろうけれど、それでもやっぱりどんどんつきつめていけば、最後には『感情』とか『気持ち』とか『心』ってのがポイントになってくるのだろう。