2008/05/26(月) ゲシュトップ
今年の吹奏楽コンクール課題曲(I〜IV)のトロンボーパート解説、やっと書きあがり。。今年は遅くなりました…m(_ _)m。
さて、課題曲III『セリオーソ』には、ホルンにゲシュトップ(gestopft)という奏法が出てくる。そのほか、ぼくがこの前編曲した曲にもゲシュトップが出てくる。
このゲシュトップ(正確には『ゲシュトップフト』)、右手でベルの出口を塞いでしまう奏法なのだけれど、うちにある音楽辞典を見ると、『ホルンの朝顔に手を入れて吹くこと。+の記号で示す。これによって音色はやわらかになる。またコン・ソルディーノと同じ意味でも使われる。』とある。これって、違うよねぇ…^^;。これは『ハーフ・ストップ』のことだ。ゲシュトップはやわらかではなく、金属的な音になる。う〜ん、、辞典にも間違いはあるのか…
さて、トロンボーンでゲシュトップはできるのか、やってみた(以前もやってみたことはあるけれど、できたことがない)。まず、手がベルに十分届かないから、『ちゃんとふさぐ』ことができない。ちゃんとふさがれば、音が半音くらい上がるはずだ。
アルトトロンボーンならベルがちょっとは近いし小さいからできるかな…、と思ってアルトを組み立てて、やってみた…。やっぱりできない(-_-)。なぜだ…。
まぁ、できたからってトロンボーンで使い道はないけどね。。