2008/05/01(木) コンクール
 昨日は朝日作曲賞のことを書いたが、今年は8つのファイナル枠に対して146曲。つまり、今回138人に対しては、『残念ながら選外となりましたので…』と書いた紙が1枚送られたはずだ。一次を通った一昨年は10のファイナル枠に対して169曲。で、ファイナルに残ってもさらに半分は落ちるわけなので、狭き門だ。

 まぁコンクールとかオーディションなんてのは普通はそういうもので、オーディションなんか、たった一つの椅子に何十人も、時には100人以上が受けに来る。100人受けても99人は落ちるわけで、その人たちには不合格通知が1枚行くだけ。点数もなければ評価もない。ましてや講評なんてない。それが普通だ。してみると、吹奏楽コンクールって過保護なコンクールやね。金銀銅どれかの賞が必ずもらえて、ジャッジペーパーには点数や講評を書いてもらえる。

 狭き門ではあるけれど、『可能性』っていうのは、『競争率』とは別のものだ。どんなに高倍率でも受かるヤツは受かるし、どんなに広き門でも落ちるヤツは落ちる。で、可能性があると思うから応募しているわけで、可能性がないと思ったら応募などしない。可能性がないものに向かっていくことほど、世の中にばかばかしいことはない。

 まっ、来年はもちょっと早めに取りかかることにするよ。