2008/04/18(金) 昨日の話にもちょっと関連するけれど…
 今はないけれど、以前は母校吹奏楽部のホームページに掲示板があった。当時の部員(いや、先生だったかな)が設置したもので、みんな書き込むときには部内でのニックネームをハンドルネームにして書いていた。一般公開の掲示板だったので、一般の人も応援そのほかの書き込みをくれるのだけれど、それにも誰かがちゃんと答えていた。

 ところがある年、学年間の気持ちのくいちがいなどから部がばらばらになったことがあった。掲示板にも一時ひどい書き込みが並んだ。

 気持ちがばらばらだから音がばらばらになるのか、それとも、音がばらばらだから気持ちもばらばらになるのか、わからないけれど、演奏のほうもみごとにばらばらバンドだった。たった2年でここまで落ちるんかよ!?... ひとりひとりは一生懸命だったと思うけれど、それだけではいい演奏は出来ない。

 おもしろいことに、掲示板の雰囲気も部の空気を反映していて、雰囲気がよくない時は、『ある部員』とか、『ある○年生』とか、『通りすがり』とか、そんな名前での書き込みが増えた。外部からの書き込みにも誰も反応しなくて、傍から見ていても、「ひどいなぁ…」と感じた。でも、いい感じの学年の年には、ちゃんとニックネームでの書き込みが増えた。

 ニックネーム、ハンドルネームで書けば、少なくとも中の人には誰なのかわかる。いいことでも悪いことでも、名を伏せなければ書けないような書き込みに価値はないし、やっぱりいい空気のときにはちゃんと名乗った書き込みが増える。