2007/03/20(火) 奏法
 トロンボーンを吹くときに、舌のはたらきは大きい。ただ単にタンギングをするだけではなくて、舌は息の流れをコントロールしている。うまく使えているかどうかで、息の流れやいろいろなことが全然違ってくるのです。もちろん、舌だけが独立して働いているわけではなくて、のどや口や、いろんなところと関わりがあって、いろんなところと連携している。でも、あんまり考えすぎてもうまくいかない。
 中には、なんにも考えなくてもうまく吹く人もいるだろう。天才肌。ぼくはどちらかというと、たくさん考えて、吹いては考えて、そして時には悩んだりして吹いてきたタイプ。でも、楽器って理詰めでなんでも解決できるというものでもない。
 なんにも考えなくても、うまくいく。それが、理想。