2007/01/08(月) アレクサンダー・テクニーク
バーバラ・コナブルとウィリアム・コナブルが書いた「アレクサンダー・テクニークの学び方」を読んだ。アレクサンダーテクニークの本は、昔、別のものを読んだのだけれど、正直全然わからなかったというか、ピンと来なかった。なので「難しい」と思ってしまっていたのだけれど、この本は、身体のマッピングという視点でアレクサンダーテクニークについて書かれていて、一昨年から「ボディ・マッピング」を体験してきたからなのだろうが、目からうろこがいっぱい。
「押し下げ」や、間違った使い方を修正して、人間の身体が本来持っている「プライマリー・コントロール」を取り戻そうというのがアレクサンダー・テクニーク。そのために「筋感覚」を使う。もちろんここにはとても書けないけれど、人間の身体の不思議、深さ、いったい誰がこんなふうに創ったんだろう、とまで考えてしまう。
ボディマッピングの紹介でも書いたけれど、意識するとしないとに関わらず、人間の頭の中には、自分自身の身体についてのさまざまな「地図」がある。たとえばクルマで目的地に行く場合なら、たとえカーナビが「次の交差点右折」と言っても、行ってみてそこがもし「工事中通行止め」だったら、当然違う道を探すだろう。でも、人間の地図の場合、地図と現地(身体)が食い違っていた場合、地図が優先されるのだそうだ。そういう例はたくさんある、らしい。つまり、工事中だろうが何だろうがカーナビが右といったら右、無理矢理進むのだ。その結果、うまくいかなかったり効率が悪かったりムリが来たり身体を痛めたりする。
この話、もう少し続けてみる。(明日に続く)