2007/02/03(土) レントゲン(写真)
 上の写真は、いつも持ち歩いていてレッスンなどで時々説明に使うレントゲン写真。もちろんこれは自分の画像だ。
 左は横から見たところ。左向きの胸部レントゲン。注目してほしいこと…、ちょっとわかりにくいけれど、脊椎はおおかたの人が思っているのよりも太い。頚椎(首の部分)でも直径5cmくらいあるのだそうです。そしてさらに、脊椎は「せぼね」というけれど、背中よりもずっと体の中心近くにある。これで身体が支えられている(サポートされている)のです。いくつかの(24個)骨に分かれてるのもわかる。骨と骨の間には椎間板(水枕のクッション)がある。そして、黒い部分は肺なのだが、見ての通り、その後方は脊椎よりも後ろ(背中側)まである。ここまで息が入るのです。
 右は前から見たところ。注目してほしいこと…、やはり、黒い部分は肺なのだが、その上端は鎖骨よりも上まであることがわかる。そして両方とも、底のあたりが横隔膜なのだが、いっぱいまで息を吸って(位置が低くなって)その上端が約みぞおちの上あたり…。横隔膜って、意外と上の方にあるのです。そして、いっぱいまで息を吸った状態でも横隔膜はドーム状なのがわかる。
 たとえば、身体を支える背骨は背中に沿ってあって、肺はその前にある、なんていう間違った地図は、呼吸をとっても不自由にするのです。まず最初に正しいしくみを知ることは、どんなことばよりも役に立つのです。
 もっとくわしく見たい方はレッスンでどうぞ^^。