2007/11/04(日) 魔法の右手(写真)
 本番後、ホルン吹きに頼んで右手の写真を撮らせてもらった。。
 ホルンは、右手をベルの中に入れている。それで音程を微調節したりもできるし、その気になればバルブ(ロータリー)を使わなくても右手の調節だけで音階が吹けたり、ドレミの歌が吹けたりする。
 モーツァルトの時代のホルンにはバルブはついてなくて、右手で音の高さを変えていたし、モーツァルトのコンチェルトはもともとはそうやって演奏したのです。その、魔法の右手。
 バンド指導では、ホルンの音程や音色が悪いときは右手のチェックもする。「右手を出し入れして音程を微調節する」なんて言ったりするけれど、実際には『出し入れ』ではなく『開閉』なのだそうです。ちょうど写真のてのひらの部分を微妙に開閉して、音程を微調節する。前後位置は動かない。
 ホルンも、トロンボーンも、魔法の右手なのね。。