2007/07/31(火) 歌ってみようよ(2)
 帰りのクルマの中で考えた。べつに、「歌ってみよう」を封じ手にすることはなかったな、と。
 歌えない、声が出ないのは、なぜなのか…。自分の声に自信がないから?(そんなに上手に歌う必要はないんです。歌手になるわけじゃないんだから)ほんとうに音程がとれないから?(ほんとうに全然音程がとれない音痴だとしたら、そんな人が管楽器を吹くだろうか…)はずかしいから? 気持ちが後ろ向きだから?(これから音楽でなにかを人に伝えようというのに!?)
 だいたい小学校や中学校の音楽の授業で歌ぐらい歌っただろうに…。歌って音がとれないってことは、音程は全部楽器にお任せってことだから、それでハーモニーやユニゾンが合うわけがないのです。
 それに、歌って聞かせる、歌ってみる、ってことは、ただ音程やリズムや発音の確認だけではなくて、アーティキュレーションや抑揚の表現だとか、テンポ感やビート感や息につながってくるところ。音楽の表現そのものだと思うのです。英単語をおぼえるみたいに、音楽の言葉をヒアリングで伝える手段なのです。表現するのって理屈じゃないんです。
 もちろんそのほかにも、音楽って、棒から、指揮者の発する「気」から伝わっていくような、もう言葉では表現できないような何かもあるのだろうけど、そうではないところは「歌」で伝えられるし、「歌」で合わせられると思うのです。歌ってできないことは、楽器でもできないのです。だからやっぱり、「歌ってみよう」を押し通せばよかったな、と。8小節が1時間かかってもいいから…。
 こっちもいろいろ考えさせられたけれど、「自分の楽譜を声で歌える」を、まずぜひ実践してほしいと思う。きっと大きく飛躍できます。