2007/07/26(木) ワクワク
 以前にもここに書いたが、母校『米子西高等学校吹奏楽部』との付き合いは、今から7年前(もちろんそれ以前にも帰省のついでに顔を出したりはしていたけれど)、当時の顧問の先生に、コンクール前の部活を任されたことに始まる。
 それまでにも、仕事柄ほんとうにたくさんの指揮者の棒を見たり、さまざまなバンド指導者に会ったりしてきて、思うところや感じるところはたくんさあったけれど、自分自身はバンド指導、合奏指導をそれほど積極的にやる人間ではなかったし、そういう世界をどこか一歩引いて見ているところがあった。
 で、2000年の夏…。子どもたちはほんとうにきらきらした目でぼくの指揮を見て、ぼくの話を聞いてくれた。『きょうはなにが始まるんだろう…』『きょうはどんな音楽ができるんだろう…』っていうワクワク感と好奇心に溢れていて、合奏はとってもあったかい音がした。メアド交換した子も何人もいた。今でも連絡を取り合ったり、逆にぼくの愚痴を聞いてくれたりする子もいる^^;。大げさなようだけど、あの夏、あの場所で、自分の中で何かが目覚めた気がする。『自分ってこんなに熱くなる人間だったんだ…』って^^;。
 でも、いろいろバンド指導をしてきて思うけれど、この時期、中学高校の吹奏楽部は一生懸命で本気なのはあたりまえ。その中で、伸びるバンド、行くバンドっていうのには、あのワクワク感があるんだよねぇ。それは一人一人の顔を見ればわかる。
 さて、今年はワクワクしてますか?