2007/07/05(木) オンラインレッスン番外編!?(2)
 「楽器の重さは左手だけで支えなさい。」も、よく言われることば。「右手で楽器の重さを支えてはいけません。」というわけだ(たいていの場合、右手で楽器の重さを支えないように構えているかぎり、肩には重さがかからないはずだ)。右手に楽器の重さがかかるとスライドがすばやく動かせないし、微妙な音程調節もできない。重さがかかった右手でスライドを動かすと楽器がゆれるから、レガートはかからないし音も外れるし、スライドもすり減ったりゆがんだりするかもしれない。これはそのとおり。
 でもね、たとえばスライドを動かす必要のないロングトーンなどでは、実は両手で均等に楽器の重さを支えていたりするのです。そのほうが、身体にかかる荷重や筋肉のバランスだって自然になるしね。でもこれは、「スライドを動かすときには右手には重さをかけない。」がクリアできている人にのみ許される技なのです。