2007/04/25(水) 何を残せるか
 仲田先生(東京佼成サックス)は、バンドの指揮や編曲でも精力的に活動してみえる。そのエネルギーの源は…「もうこの歳になると、この先ステージの上でどれだけの曲に出会えるか…、まだまだやってみたい曲や聴いてみたい曲が山ほどある。そう思うとすごくあせる」と言ってみえた。ほかにもいろいろなことがあるのだろうけど、ぼくもそんな気持ちがだんだんわかる歳になってきたかな…。もうとっくに折り返し点は過ぎてるわけやからね。
 それから、この前もある人が言っていたけれど、自分がいなくなったあとに何を残せるか…。演奏はその場で消えてなくなってしまう…。バンドやオーケストラを作れば、自分が死んでもそれが残る。ぼくは楽譜かな…。それも、編曲ではなく作曲。ぼくなどが編曲で残した楽譜など、いいように使い回されて、誰が書いたものかもわからないまま埋もれて終わりである。それに、もとは所詮他人の書いた曲だしね。
 ぼくなどが作曲なんかをしても、紙屑の価値にしかならないかもしれない。でも、世の中にはわけのわからないけったいな曲ばかり書いてる作曲家もいるでしょ(^^;。たった一曲でもいいから、たくさんの人に長く愛される曲を残してみたい。
 もちろん、トロンボーンももっと吹きたいし指揮や指導もまだまだたくさんしたいけどね。。