2007/04/14(土) 連絡表
編曲依頼は文書で、という話を昨日書いたが、演奏の仕事も、電話などでの依頼のあとにたいてい「連絡表」という文書が送られてくる。その公演の日時、会場、服装(スーツかタキシードか燕尾か、タキシードなら黒か白か、など)、主催者、曲目、指揮者、編成、練習日、練習時間、練習会場、交通機関や駐車場その他の注意事項や食事の有無などが書いてある、たいていはA5判くらいの紙だ。
中には経費節減で連絡表を用いない団もある。一度、「紙をくれ!」「いや、経費がかかる」と論争になったことがある。まあ、コピーして封書で一人一人に送ることを考えると、けっこうばかにならないお金はかかるだろう。だからメールで代用というやり方もあるのかもしれない。それでも、依頼や連絡は口頭のみという団体は、まずない。
以前にも書いたが、この連絡表、前もって隅々まで読んでおかないと痛い目にあう。第九や運命で何楽章をやるかは一大事。ウィリアムテル序曲はマーチからなのか(音教はたいていそうだ)全曲なのかは、トロンボーンやチェロにとってはえらい違いである(汗)。