2006/11/30(木) あの頃のこと
昨日は母校、米子西高等学校の吹奏楽部に顔を出してきたんだけれど、こことの付き合いの始まりは…、
もちろん母校なので実家に帰省したついでに顔を出してトロンボーンのパート練習を見たりということは、以前から年に1回か2回くらいはあった。で、数年前、当時の顧問の先生から、7月のコンクール前の2日間だったか3日間だったか、「所用で留守にするのでその間ブラスを任せる」と指導の依頼を受けたのが、はじまり。
部長たちと相談して、何時から何時までパート練習、何時から合奏と毎日予定を立てて、パートを回り、そして合奏を振った。個人の技術は決して高くはなかったけれど、パート指導をしていても合奏を振っていても、「いい音楽したい!」っていうみんなの思いがとっても伝わってきて、すごくあったかい音がした。それに、『打てば響く』というのか、どんどん音が良くなっていった。
合奏を振っていてもパートを見ていても、疲れるということがなかった。3時間でも4時間でもぶっとおしで合奏したり^^;、いや、気がつくと時間が経っていた。ほんとうに楽しかった。
『この子たちとずっと一緒にいられたら…』と、どんなに思ったことだろう。日程の許す限りコンクール前の部活に出たのだが、もう愛知に戻らなきゃならないという帰路、部長に「おまえらと一緒に部活が出来て、おれはほんとうにすっごく楽しかった。もう心配いらないから、忘れ物とかにだけ気をつけて、思いっきり演奏楽しんできて!」と、電話した。もちろん大丈夫だと思っていたけれど、県大会を突破して支部大会に進んでくれた。
あの頃の子たちで、いまだにメールや年賀状で連絡をくれる子もいる。あの場所へ行くことが、ぼくの年間行事の中でもかなり楽しいことだった。
今、思い返して思うけれど、どうしてあんなに楽しかったんだろうなぁ…