2006/11/08(水) 時代の流れ
 もう何日も前の話だが、今年のF1も終わってしまってミヒャエル・シューマッハはとうとう引退してしまった。ひとつの時代が終わったんだなぁ…、という感じだ。
 このごろ、昔でいうF3000というカテゴリー(今でいうフォーミュラニッポンとかGP2とか…)が地盤沈下しているような気がするのは、ぼくだけ? まぁカートに乗らなくなってからF1以外のカテゴリーには疎くなってしまったので、思い違いかもしれないけれど…。
 レースの世界の入り口としてレーシングカートの存在が大きいのは変わらないのだが、近年、ジュニアの充実などで少年齢化が加速した。昔なら、カートを始めて地方戦、全日本とステップアップして、活躍したらF4あたりから4輪に上がって、F3、F3000、そしてF1という道があったと思う。
 ところが、このごろはF3からF1に上がるのが当たり前になった。各F3のチャンピオンになるとスーパーライセンスがもらえるしね。ほんとうに速いやつはF3000(フォーミュラニッポンやGP2)をしないでF1に来る。そのハシリがシューマッハだったような気がする(たった一戦だけ走ったF3000がたしか91年の全日本F3000菅生戦で2位だったか…)。その前にも誰かいただろうけどね。
 カートも、小さい頃から始めて、日本なら全日本をやらずに4輪に行く人のほうが多い気がする。ジュニア選手権を卒業する歳になると4輪だもんね。鈴鹿レーシングスクールとかフォーミュラドリームなどの育成カテゴリーも充実したし、カートでレースのなんたるかを身につけちゃうんだろうね。カートをしないとF1までは行けない世の中になったもんなぁ…。
 やっぱりでも、上へ登っていくやつは、意志をちゃんとしっかり持ったやつだ。