2006/11/07(火) イジメ
 きょうの夜は冷えるねぇ…。そろそろストーブか。
 ところでこのごろ、子どもたちのイジメのニュースをよく聞く。文科省に直訴状のようなものを出した子までいるとか…。やっぱり、形だけの統計なんて意味がない。どうすればイジメがなくなるのか、大人たちは頭を悩ませる。でもね、大人の世界でもいっぱいあるじゃん。同じようなこと。
 自分の言うことややることにみんなが同調してくれれば誰だって気分がいいし、そうやって人は群れていく。そこで安心を得て、自分自身で考えることをやめて居心地のいい群れの中で動くだけの人間たち。で、そこに加わらない子は、しばしばいじめの対象になる。理屈でも正義でも良し悪しでも能力でもなんでもなく、ただ『群れなかった』というだけ。ただそれだけの理由。
 逆に、群れの中でみなが同調すれば、悪も正当になる。そうやってとんでもないことがたくさん行われているのが、じつは大人の世界。それは新聞やニュースを見ればわかるよね。大人がそんなふうなのに、学校だけ『きれいごと』では済まない。単位未履修は先生が悪いと書いたが、イジメは大人みんなが悪い。含む親。
 かくいうぼくも、小学生の頃は『群れなかった』子どもだった。だから喧嘩なんてしょっちゅう。まあその頃ははっきりしていたけれど、今のイジメって陰湿でしょ、きっと。ネットなんかもあるしね。
 いじめられっ子へ、やられたらやり返していい。相手のあばらの2〜3本も折ってやれ。喧嘩のコツは、腕力でも運動神経でもない。意志だ。そして声を上げろ、主張しろ。喧嘩だって、独りで泣いているのより、ましてや独りで死んでしまうのより、ずっとずっといい。