2006/11/06(月) 理屈とイメージ
久々にスランプ。ピアニッシモの発音で、姑息なやりかたに味をしめて、身体を変な使い方してたのがいけなかったのかもしれない…^^;。調子が崩れるのは、やっぱり呼吸からだ。
楽器を演奏するのにはイメージが大事。前の日に見つけたイメージに変にこだわったりすると、かえってうまくいかないことは、よくあること。あるステージで見つけたイメージが、別のところでも同じように使えるかどうかはわからない。やっぱりナマモノだ。
イメージは大事だが、理屈や思考は時に、いや、しばしば邪魔になる。イメージだって、それを言葉にした途端に理屈になるし、マニュアルになり下がる。楽器や音楽はマニュアルではものにできない。
「頭を使え!」なんてことばをたまに聞くけれど、それはある意味で、いや、だいたいにおいて、ほんとうは間違いだ。それこそ『インナーゲーム』の世界だが、集中するという状態は思考の反対側にあるものだ。ほんとうに集中しているときには、人間なにも考えていないものだ。それに頭で考えなきゃ出来ないようではダメなのだ。
わかっちゃいるんだけど、それでもやっぱりこの轍は深いのだ。