2006/10/31(火) ハプニング
 きのうの不整脈の話。指揮者に従わない造反筋肉がいるのが「期外収縮」。でも、その造反筋肉に心臓全体がまどわされる。これ、実際のオーケストラでも同じで、一人の間違いがオケ全体の流れを変えてしまうこともある。
 昔、ベートーベンの「運命」をやった時のこと…。あの曲は3楽章と4楽章は、Attaccaといって切れ目なく続けて演奏される。3楽章の終わりはドミナントが続いて4楽章のファンファーレのような旋律に突入するのだが、本番、トランペットが数えまちがえて、1小節早く4楽章に入っちゃった。と、オケ全体がそれに付いていって、結局全体が1小節短くなっちゃった。ベートーベンさん怒らないで^^;。
 ぼくはそのとき2番を吹いていたんだけど、一瞬「みんなどうするのかなぁ…、そっか、付いていくんだ…、じゃ、ぼくも。。」という感じ^^;。
 そういえば、ラフマニノフのシンフォニーやったときも1拍かなんか短くなったなぁ…。そういうときの指揮者のあわてふためく表情を見るのが、また楽し^^。こんな話なら、いくらでも出てくるよぉ^^。