2006/10/03(火) 1番2番
 以前にも書いたことがあるし、先生のことを書くと、次々といろいろなことが思い出されるのだが…
 ぼくがまだ学生の頃、ある日の呉先生のレッスンで、オケの話になったのかな… 「自分は何番吹きたいんや?」というようなことを聞かれたことがあった。当時のぼくは、自分でリードするより人のリードに付いていく方が性に合っていると思っていたし、付けるのは好きだったので、「ぼくは2番吹きになりたいです」と答えた。すると先生は、「テナー吹いとって最初から2番めざすやつはおらんで!」と言われた。
 2番は2番で、1番にはないすごい難しさがある。自分の中に引き出しを山ほど持ってなきゃダメだし、セクションがまとまるかバラバラになるかは、2番しだいだといってもいい(もちろん2番がどんなに優秀でもセクションがまとまらないことだってある)。だいたい当時のぼくの、人のリードに『付いていく』っていう発想が決定的に甘い。
 とはいえ、テナー吹いてたらやっぱりふつうは1番めざすものなんだろうなぁ。
 さて、アルトまた貸せるので、貸してほしくば連絡ちょうだいね。って、読んでるかな?