2006/09/07(木) 管楽器吹きの楽譜(写真)
きょうは小学校へバンド指導。この学校に派遣されるのも10月まで。来月末で終わりかと思うと、とっても淋しいのです。。
さて、先日書きあがった楽譜、そのピアノのパートを友だちのピアニストに見てもらった。「特に問題ないよぉ」という返事だった。が、「ピアノ弾きが書いたって感じじゃあないね」とのこと。やっぱりね。
ぼくの書く楽譜は、管楽器吹きが書く楽譜。ピアニストのツボをヒットしてはいない。が、逆に、ピアノ弾きが書く楽譜も管楽器吹きのツボを外しがちなのも事実。
たとえばね、和音が連結している部分など、ひとつひとつの和音のつながりも大切だけど、特に管楽器の場合、ひとつひとつのパートの横の流れもきれいじゃないと、音楽としてきれいに響かないのだ。ピアノ弾きの書く楽譜は、そこのところをつかんでいないことが多い。
まあ過去の名曲の中にも、必ずしも器楽法がよくないものもあるのも事実。要は、演奏する立場としてそれを言い訳にするのか、それでもなおみごとに弾ききるのか、それによって、楽譜の書法へのうんちくの説得力も変わってくるというものであろう。