2006/08/16(水) メソッド
吹奏楽の某協会が某メーカーとタイアップして昨年発売した新しいバンドメソッド、中身を全部見たわけではないけれど、なんでも、これだけで基礎練からサウンド作り、さらに音楽作りまでできるという話だ。好評不評織り交ぜて、某掲示板で話題になっていた。
世の中にはさまざまなデイリーエクササイズ、基礎エチュードやバンド教本がある。これだけは間違いなく言えることは、「何にも考えないで毎日これさえやっていればそのうち上手くなれる…」なんて教本は、絶対にないということ。“なにをやるか”より“いかにやるか”が大切。
机上で考えた練習プランをただ繰り返すだけで安心して、上手くなったような気分になって…。これでは意味がないだろう。まず“耳”が大事だと思う。特に指導者に。
ぼくも去年から“ハーモニーリレー”を売り出しているけれど、あれは難しい練習。譜面づらは簡単だけど、合わせてみると「やばいじゃん!」となる。その、やばいじゃん、と感じる耳が大切。あれがちゃんとできたら、音程感覚、ハーモニー感覚は、かなりのものだと思う。