2006/07/07(金) 呼吸
昨日のタキシードもそうだったが、ほんとうに太って、上半身もきついがウエストがきつくなった。せいぜい5センチくらいしか変わっていないはずなのに…。リハのときと本番とでブレスのポイントが変わってくる。息が続かなくなる。「あれっ、緊張してるのかな…」とも思ったが、違う。ウエストだ。やばい。なんとかしなきゃ…。
ところで、呼吸の問題は管楽器の奏法のなかでもいちばん難しく大切な部分だが、世の中には分かりにくい表現が氾濫しているし、言葉だけが独り歩きしている部分も多いと思う。呪文では上手くはなれない。
“胸式呼吸”とか“腹式呼吸”とかいう言葉すら邪魔に思える。なにそれ? 「腹式呼吸で吹きなさい」って、何? その表現、弊害だと思う。その表現の中には、上体は動いちゃいけないみたいな(間違った)ニュアンスがある。さらに、「おなかで支えて!」って、何? まず、おなかに力を入れても支えはできない。だいたい言うほうだってほんとうに分かって言っているのかどうだかあやしい。それも問題。
いちばん効率よく肺が広がって息が入り、それが自然に出て行く深呼吸のような呼吸ができればそれでいいわけで(それが難しいのだけど…)、ただ、管楽器を吹くときには、それにプラスちょっとしたコツがあるだけだ。