2006/06/26(月) 楽器は大切に
 テューバのピストンが動かない、フルートのキーのネジがゆるんで外れちゃった、トランペットのチューニング管が動かない、ユーフォのマウスピースが取れなくなった、ホルンのロータリーの糸が外れちゃった、ホルンのロータリーが動かない…。これ、きょう指導に行った吹奏楽部の楽器トラブル。小学校だとまぁ、どこもこんなものだ。
 テューバの子に、「オイル、毎日さしてる?」と訊くと、「うん、さしてるよ」… それでこんなカラカラに乾いてるわけないじゃん。マウスピースが取れなくなっちゃったユーフォ、そんな時のための便利な器具があるのだが、それを使っても取れない。ギギギ… と軋む音はするけれど、いっこうに取れない。「ぶつけるか落とすかしたでしょ」と訊くと、「ううん、なにもしてないよ」と。それでこんなことになるわけないんだけどなぁ…。
 数日前に、サックスの子が楽器落としちゃったらしいし、フルートの子に下降音階吹かせると、どうやらキーがちゃんとふさがってないみたいだし…(これはぼくには直せない)。指導に来たんだか楽器修理に来たんだか…。特に小学校だと、どこに行ってもこうだ。
 昔、大学の頃、ソロで失敗した子が本番で楽器が壊れたせいにしていたけれど、それ、おまえが悪い。。たとえばピアノの調律が狂っていたら、ピアニストではなく調律師のせいかもしれない。でも、管楽器(だけではないけれど)に関していえば、楽器の故障で演奏がうまくいかなかったら、それは100%奏者の責任だ。日ごろ楽器を気にかけてやらないからだ。金管楽器だと、ハンダが1ヶ所でも外れたら当然鳴りが悪くなる。木管楽器だと、キーがちょっとでも狂ったら鳴らない音がでてくる。そんなことに無頓着なのってどういうこと?
 楽器や音楽に愛情をそそげないのでは、いい演奏など望むべくもない。って、ぼくもそろそろ楽器そうじしなきゃなぁ…(汗)。